24歳に戻るとき。



白い坂道が空まで続いていた
ゆらゆらかげろうがあの子を包む
誰も気づかずただひとり
あの子は昇っていく
何もおそれない そして舞い上がる
空に憧れて 空をかけてゆく
あの子の命は ひこうき雲


映画の主題歌にもなった「ひこうき雲」というユーミン荒井由美時代の曲。
今日、仕事をしながらずっと旧いユーミンを聴いていて、
この曲を何度もリピートしていました。

この曲を聴くと大切な親友を思い出すのです。


学生時代、お互い重症な片想いを抱え、うまくいかない恋を一緒に悩み、
出遅れた就職活動を心配し合い、
毎年私の誕生日には、必ず好物のアップルパイを焼いてくれた彼女。

24歳のとき、
幼稚園からずっと一緒だった彼女は突然、世を去りました。
将来、一緒に「喫茶店」を開く夢を抱いていました。
私が店の内装やロゴをデザインして、彼女が得意の腕をふるってパンケーキを焼く。
珈琲は絶対にネルドリップにしよう。
食器は、飾り気のない、だけど温かみのある肉厚の白で。

会社に勤めながら週末に料理学校に通い、「調理師免許を取るからね、待ってて」
と、会うたびにお店の青写真を話し合って過ごしていたのに。


どれだけ時間が経っても、彼女と過ごした時間を想うとき、
私は24歳に戻るのです。
一緒に行ったスティービー・ワンダーの武道館。
サザンの大雨の中の野外LIVE。新宿で観たオールナイトの映画。


ユーミンのこの曲は、彼女が好きでよく口ずさんでいた曲。
この曲は私を24歳にタイムワープさせてしまう。

音楽のもつ、チカラですね。

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